これから一緒に

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──────あなたが・・・・初めまして、秋好の兄の秀好です。秋好がお世話になっております 「・・・・初めまして。秋好さんの・・・・・会社の上司の保田道竹と申します」 先程のお兄さんのご挨拶に頭を下げて返事を返す お兄さんが俺の事をどこまで知っているのか分からないから無難な挨拶で探りを入れた 弟の会社の上司? 弟の彼氏? 父の遊び相手の売り専ボーイ・・・・だったことは? 「・・・・真山さん」 『はい』 「保田さんと2人だけで話したいのですが、上の個室を使っても?」 1階に1部屋と2階に1部屋個室は2つあるようで、1階の個室は上條様と秋好が使っていた 「かしこまりました」 貸切になっているため2階の個室も空いているようだ 「まだ2人とも話、終わらないでしょうから・・・保田さん、2階でお話しましょう」 「はい」 俺は、毒を持たないように見える秋吉のお兄さんの背中について行くように、2階に伸びる階段を静かに上がった
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