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「休み明けには会社に話します。7月いっぱいで退職して8月には上條グループに行きたいとは思ってる。ただ、急だから上と話してみないとですね。」
「そうだな」
まあ、直属の上司は俺だから俺次第みたいなもんだし
すんなり退職できるようにしてやれることはできる
部長は秋好は有能な人材だから引き止めるだろうな
ただ・・・・有名な上條グループの後継者となれば話は別だろう
みんな秋好が上條康好の息子だなんて知る由もない
「道竹は・・・・?一緒にこれない?」
「俺は残るよ。仮にも営業課長だからな。すぐには辞められない」
「・・・そうだよね・・・・」
「もし俺が必要になればいつでも言え。その時は覚悟出来てる。でも正直専門外だから・・・・それまで勉強して力になれるように準備しておくよ」
「うん・・・・ね、道竹の誕生日に今日のお店でディナーしよう?
あそこの料理、道竹にも食べてもらいたい」
「いいな、今日食べ損ねたし」
「2人きりで貸切にしてもらお!エロ親父や真山さんにはバレないようにシェフには口止めしておかないと!来そうだからな〜」
「来たら一緒に食べればいいだろ?」
「だめだよ!エロ親父には道竹をひと目でも見せたくないんだから!あ、今日顔合わせてないよね?!」
「うん笑」
「・・・・あいつの顔見たかった?」
「なんで笑」
「・・・・・だって」
「ばーか。そんなこと言ってないで早くシャワー浴びてこい」
「むぅ」
「ベッドで待ってるから・・・・・早くしろよ?」
「道竹」
「こっちはもう準備してるよ?・・・・我慢の限界だから早く・・・」
そう言うと
「は、入ってくる」
慌ててお風呂場に駆け込んだ
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