いろんな貴方を愛してる

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『・・・・そうか、ようやく くっついたか。』 「はい、だからもうご心配なく。もう道竹は俺のですから道竹には関わらないでください」 『ははっ、心配しなくても大丈夫だよ。わたしは妻孝行で忙しいからね』 「あなたは母に捨てられなかっただけ幸せだ。母にはお詫びで世界旅行でも足りないくらいですよ」 『そうだな・・・・お前の言う通りだ』 「だから道竹の事はもう忘れてください」 『分かったよ。最後に話をさせて欲しい』 「嫌です」 『ミチに一言お祝いを言いたい』 「言う必要なんてないでしょう?!もうあなたは関係ない!」 『もう会わないし話さないから。今日だけは少し話しをさせてくれないか?』 「だから!」 「上條様こんばんは。先週お電話した以来ですね、ミチです」 「?!道竹・・・・」 スマホがスピーカーなっている会話に入るのは 話せばいいだけだから簡単で 秋好のことを考えると口を開くつもりはなかったんだ 口を開かなければ俺が会話を聞いてる事は相手には分からないから だけど、上條様とは10年の付き合いで 俺を救ってくれていた人だから 黙っていられなかった
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