3人が本棚に入れています
本棚に追加
柚希の右腕についているアナログの時計の秒針がチクタク、チクタク、となり続けている。それはまるで、私の話し始めを急かすようなほどに早く感じた。
私は決めた。
すれ違いだらけの君との時間ももう終わりにしよう。そうすればお互いに楽しくいられるでしょう。方法は簡単だよ。この、友情の糸をちぎるだけ。簡単でしょ?こうすればまた、心の底から笑えるよね。
「柚ちゃん、私たち友達辞めよ」
終
最初のコメントを投稿しよう!