ツギハギスタッカート

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 そういう決心をした瞬間に限って、決まって都合の悪い思い出が脳裏に浮かぶ。 「必ず、迎えにいくからね。それつけてくれてたら絶対どこにいても探し出して見せる。必ずね。また会えるよ。」  そう言ってくれた君の言葉。信じて待っていたのに。前の君と今の君を重ねて、またあの時みたいに…なんて考えてた時間は無駄だったんだね。やっぱりこの糸はちぎった方が良いのかな。お互いのためにも…ね。  でも糸をちぎったらきっと君と私の想いの差が目に見えて分かるよね。  でも君が思い出すのを信じてもう少し待ってみようかな。
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