ツギハギスタッカート

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「透桜!あっち行こうよ!」  時間なんか忘れていっぱい遊んだあの時。 帰りの鐘が鳴ってもお喋りしてたよね。あんなにも楽しかったのに。帰りは決まって「じゃあまたね。」 という挨拶で別れてた。 でも今は 「また明日ね。」 君がその挨拶を口にする度に私の胸は強く締め付けられて、とてつもなく苦しくなる。君が全く覚えていないって事を改めて実感するから。  多分、私達の間にある糸は解れてきてる。このピアスを通してた友情も、時を超えた奇跡さえも消えちゃうんだよな。 だったら…
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