第3話 浮気?

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しかも、誉められなれてない私にはきつすぎる。 ストレートパンチが直撃したくらいの衝撃だった。 「わ、私のことなんてすぐに嫌になります」 そう今は物珍しいだけだから。 『俺の周りに君のような人がいなかったんだ』パターンに違いない! 乙女ゲームなら、そこからラブが始まり、胸キュンストーリーが展開されちゃうわけだけど、これは現実。 そんなうまくいかない。 だって、私はモブ。 主人公(ヒロイン)キャラじゃないから期待したって無駄な事。 期待して裏切られるのはわかってる。 「信用ないなー。まあ、いいか。まだ俺のことよく知らないってのもあるよな。よし!それじゃあ、今日は添い寝で我慢しよう」 「で、で、で、できるわけないでしょっ!」 「夫婦なのにー!」 ぶーぶーとブーイングされてしまった。 確かにそうだけど。 「約束するよ。なにもしない。だからおいでー」 な!?なにその呼び方は。 私は懐かない猫かなんかなの? ぽんぽんっと布団を叩いた。 「い、嫌です」 「傷つくなぁ。俺、野良猫に結構人気なのにな」 肩を落としてため息をついた。
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