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そんな私が恋したのは『ときラブ』のメインキャラ鷹影龍空様！
痛い、我ながら痛い。
石を投げられても文句言えないレベルの痛さだということは重々承知！
でも、推しキャラは私の生きる糧にして支え。
だいたい私自身、結婚できるなんて思っていなかった。
これは人生最大のイレギュラー。
事の始まりは私の妹が婚約者を捨てて、好きな男性と結婚したことが始まりで妹に期待をしていた親は大慌て。
妹の婚約者は『楠野屋』の取引先である超お金持ちの新崎グループのご長男。
新崎グループは一代で財を築いた『楠野屋』とはワケが違う。
古くは江戸時代に遡る商家で大名や公家相手に商売をし、明治には鉄鋼業や貿易業、銀行へと手を広げて、財閥と呼ばれていたような家柄。
乙女ゲームなら、三部作ストーリーで展開できるレベル。
それくらいすごい相手だったから『会社の取引にも関わる一大事』―――そう騒ぐのも無理はない。
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