4人が本棚に入れています
本棚に追加
「じゃあ、私こっちだから。」
「じゃあ、俺こっち送ってくわ。」
「りょうかーまたねー」
綺瑠と新大は、そう、龍楓とるきに言って西の方へ歩いて行きました。
「じゃあ俺らも帰るか。っても、家バレるのやだよね。なるべく近くまで送るから。言って。」
「うん。ありがとう。」
るきは、どこまでも気の使える少年であったのでした。
しばらくは特に何も話すこともなく、ただ歩いていたのですが、その空気に耐えかねたのか、るきが口を開きました。
最初のコメントを投稿しよう!