七夕ノ伝説

　そこから一ヶ月、また一ヶ月と時に住みながら彼女らは暇さえあればメールで雑談とかをするような、そんな仲になっていました。　そして、そのうちに分かっていく彼に龍楓はだんだんと恋愛的な、そんな興味のようなものを抱き始めていました。
　秋のある日、龍楓が何の気なしにテレビを見ていると、「今日と明日、流星群が見られるでしょう」という、ささやかなお知らせがありました。これは見るしかない、と、すぐにるきに連絡を入れました。
「明日、流星群見に行かない？」
暫くすると、すぐに返信が来ました。