七夕ノ伝説

32/36
前へ
/36ページ
次へ
「龍楓!」 龍楓がパッと、後ろを振り向くとそこには、存在しないはずのるきの姿が。 「え、なんで?死んだんじゃ…え?」 「いやさ、今日、七夕だろ。だから、会いに来ちゃった。」 そんなノリでいけるものなの?と、不安と恐怖と混乱が共同している彼女の心は、ぐちゃぐちゃでしたが、醜いものではありませんでした。 「なんで。なんで勝手に死んじゃうの!」 龍楓は思わず叫びました。すると、るきは、深々と頭を下げました。 「ごめん。本当にごめん。」
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加