七夕ノ伝説

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「龍楓に、好きって伝えること。それが俺の未練。伝えられなかっただろ?おれ。弱虫だからさ。嫌われるのが怖くて…でも今なら言える。 龍楓、好きだ。」 真っ直ぐと己の方に向けられた素直な視線に龍楓はやはり、「私は彼が好きなのだ」と、実感するのでした。 「龍楓さえよければ、これからも、ずっと、7/7に会いたい。」 「なんか織姫と彦星みたいだね。私も、るきに会いたいから、絶対に来るよ。」 満天の星空の元、時空を越えし恋人同士が、再び確かに約束を取り付けました。
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