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「綺麗だね。」
「ホントにね。めちゃくちゃ綺麗…」
二人が夜空に見とれていると、後ろから会話をする声が聞こえてきました。
「もうすぐ着くんじゃね?」
「あ、もうそこじゃん!」
声質的に男子のようでした。そしてしばらくすると彼らの姿が見えてきました。片方は背が高くて細いフレームの丸めがねをかけた、如何にもお洒落という感じの男子で、もう片方はこちらもまた背は高く、前髪をセンターパートにしたイケメン風の男子でした。
その男子の存在に気づいた綺瑠が目線を空からそちらに移しました。すると、後者と彼女は声を合わせて叫びました。
「るき!?」
「綺瑠!?」
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