七夕ノ伝説

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 「ふーん、お前ら何しに来たん?」 「だから、星見に来たんだって!」 「七夕だから?」 「それはたまたま…って、あれ?もしかしてるき今日誕生日?」 「そうそう、俺らがここ来たのはそれが理由。」 何とその日は、るきの誕生日だったのです。 「へぇ~。まあ、おめでとうぐらいは言ってあげるわ。おめでとう。また一つ年老いたね。」 「お前は昔から一言多いんだよ。まあ、サンキュー。」  二人はとても楽しそうに話すのでした。それに入れず龍楓がぼーっと傍観していると 「龍楓ちゃん…だよね。」 もう一人のメガネの男子が龍楓に話しかけました。 「うん。」 「俺は柊 新大。呼び捨てで良いよ、よろしく。」
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