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「じゃ、最後の戸締まりよろしく。電気消すのも忘れないで。あ、あとこれ差し入れの駄菓子ね」
「ありがとうございます!」
そう先生が言うのを聞いて、図書室に残って三日後に迫った文化祭に向けて作業をしていた僕らはいそいそと帰り支度を始めた。
「明日には終わるかな」
僕が曖昧な問いを投げかけると
「んー、たぶん」
彼女も曖昧な返事を返した。
彼女とは同じクラスだったので多少話すことはあったけれど、そこまで仲がいいわけじゃなかった。
でも、この文化祭の期間中にだいぶ打ち解けて仲良くなれた気がしている。
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