まずは一人になる
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「本当に一人になれば、幸せになれるんだ。イキル」 アイ子はそう言うと、バッグを持って部屋から出て行った。 家のドアを閉める音がした。 イキルは茫然とした。 えっ? 母ちゃん、マジで? マジで出て行った?! イキルは慌ててパニくった。 えっ? 僕、明日からどうしたらいい? と、思って、気が付いた。 ああ、死ねばいいのか……。 イキルは死ぬことを決意したが、また、死に方を考えた。
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