番外編 カウンセラーさんとのお話

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ここまでページを進めてくださった皆様、ありがとうございます。ここからは、その後のお話をさせていただきます。 店長との詳しいやり取りや今後の事、Aさんとの今までのやり取りの中、カウンセラーを通じて色々と見えてきた事だったり、この事件が起きてからの周りのアクションがどういうものだったのかを、お話していこうと思います。 まず、私がお世話になっている心療カウンセラーのMさん。 色んなカウンセラーさんにお世話になりましたが、一番献身的に接してくださる女性のカウンセラーさんで、一年ほど前に出会いました。  何度か色んな場所でカウンセリングを受けてきた私ですが、出会ってきたほとんどのカウンセラーさんというのは、患者の話に相づちを打つ、下手な共感を見せるだけで、悩みの解消どころか何も解決することがありませんでした。  Mさんは、今までのカウンセラーさんとは違って、ちゃんと話を聞いてくださり、優しく受け入れてくれて、ちゃんとアドバイスも頂ける、まるで自分のお母さんのような包容力のある、優しい方です。 気の巡りや気力療法に精通していて、心を落ち着ける呼吸法や、リラックス効果のある処置も、よく施してくださいます。  この事件があり、元々あった不安症が再発し、情緒不安定になったため、心療内科に行ったのち、Mさんにメールを送り、カウンセリングの予定を早めてもらいました。  母が仕事へ出ている間にMさんのカウンセリングルームへ訪問し、Mさんはいつも通り出迎えてくれました。 「作者不明さん、一ヶ月ぶりね!心配してたの、大変だったわね」 カウンセリングと言っても、仲のいい親戚の人の家に遊びに来たかのような安心感と普通の雑談から始まります。 まだ出会って一年なのに、なんだか凄い打ち解けよう(笑) とは言っても、Mさんとは年がかなり離れているのですが、私の境遇とMさんの境遇に共通している部分もあるためか、かなり親身になってくださって。時々、悪い気もしてきます。こんな他人に、ここまでしてくださって申し訳ないなって。
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