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死のう。もう、疲れた。
生きていたくない。何にも楽しくない。
もうこんな年齢にもなって、まだ私はなにも出来てないじゃないか。
一度でも、輝けた日々があっただろうか。
馬鹿馬鹿しい。
もう正常に判断することが出来なくなっていたと思います。
部屋にロフトがあるので、その梯子に縄でも引っかければ死ねるだろう、もしくは、下にある風邪薬を大量に飲めばそのうち死ねるだろう。
そんな考えが出てきて、死ぬ前に、母に一言挨拶でもしよう。
電話をかけてました。
いつもは色々とあってあまり会いたいと思ってなかった母。
声を聞いた時、自然と涙が出ました。
あまり連絡をとってなかった私からの連絡に、どうしたの?という母の声が懐かしく感じました。
三年の間で育ってきた実家もなくなり、お互い一人暮らしをしていたので、近い距離にはいつつも、遠く感じました。
そこで、死のうという考えは一度消えていたと思いますが、私の声を聞いて、様子がおかしい。と思った母は、今すぐこっちへこい!!と私に言い聞かしてくれました。
私はとりあえず、食べかけのご飯とか色々ともう放置して、家に行きました。
着いて、待っていた母に何があったのかと聞かれて話しました。
全部話しました。母、ガチギレ。
私のスマホを取り上げ、こう言いました。
「社員がそう言ったのならあなたは行く必要ない!!クビって事でしょ!?もう行かなくていい!!連絡もしなくていい!!とにかく、ごはん食べて寝なさい!!」
その後、一緒に近くのドミノまで行ってピザ買いました。
途中、私のスマホが会社から鳴ってましたが、取らせてもらえず。
「取るんだったら、私が職場に行ってAをしばく。貴方が大人だからって関係ない!!私が痛い思いして産んだ子!!それを殺すだって!?(正確には"潰す"です)黙ってられるか!!」
………ガチアマゾン出身のワンダーウーマンと呼ばれる私の母は、怖い。
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