身も心も捧げるのは王子だけ

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ルイス様がシャワーに行って、わたしは1人部屋に休む事にした。 腰がズキリと痛いから、ゆっくり動くことしか出来ないながらもいつ誰が入ってきても良いように脱がされたドレスに着替えた。 初めて、ルイス様と身体を重ね合って愛し合った先程の出来事が鮮明に色づくように思い出してしまう。 まだ明るい時間帯なのに、何だかイケナイ事をやってしまったかな。 廊下を通り過ぎる人たちに漏れていた声が聞こえてたらどうしよう。 思い出すだけで顔が赤くなる。 まさか、あのアルセリア家の令嬢がハレンチな娘だった、なんて思われていたら恥ずかしいわ。 してしまった事に後悔はないけど、もっと声を抑えておけばよかったかも。
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