恋を教えてくれたのは王子様

身も心も捧げるのは王子だけ

「ただいま、エステル。エステルもシャワーに行っておいで」
「はい。じゃあ、行ってきますね」

それから、しばらくするとルイス様が戻ってきてタオルで髪を拭きながら戻ってきた。
ワイシャツと黒のズボンなラフな格好だったけど、お風呂上がりのカレが何だか色気を感じる。

あんまり見てると、不思議がられちゃうから直ぐに視線を逸らした。

「あぁ。着替えはフローラに伝えてあるから、シャワー浴びてる内に用意してくれるだろう」
「ありがとうございます」

「当たり前だよ。ゆっくり浴びてきていいからな」

「じゃあ、シャワー浴びてきます」

わたしはルイス様に頭を下げて、シャワーを浴びに向かったのだった。