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「エステリーゼ。ルイスが決めた事に私たちは口を出す事はしないし、異論はしない。私たちも次期王妃として君を迎えよう。今日から、よろしく頼むよ」
「エステリーゼちゃん、今日から気軽に母と呼んでね!はぁぁ、こんなに早く娘が出来るだなんて私は嬉しいわぁ。しかも、可愛らしい娘じゃないの!ルイス、出来したわ!」
国王様がニコリと挨拶をしてくれる隣で、王妃様は余程嬉しかったのか上機嫌の様なだった。
2人に認めて貰えるなら、よかった。
「こちらこそ。よろしくお願いします。不束な者だと思いますが、次期王妃として恥じない様頑張ります」
「あまり気を張り過ぎないようにな。それと、ルイス…。おまえには大事な話がある。エステリーゼ、君にも聞いてもらいたいんだ。ルイスと共に聞いてくれ」
国王様から話される大事な話。
この場に居る、全員に緊張が走る中…国王様はゆっくりと口を開いた。
「私たちは王位の座を降りようと思うんだ」
「えっ?!」
ルイス様は驚いて国王様を見つめる。
わたしやリカルドさんも驚きを隠せないでいた。
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