王位を継ぐ者として

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初夜って言っても、行為をしたのは空が明るい時間だったんだよな。 あれ以降、エステルを抱いてない…というか忙しかったりエステルをそんなに求めたら拒まれるんじゃないかって出来なかった。 でも、淫らに俺を求めてくれるエステルがまた見たい。 って、ダメだ! 俺は変態になる訳にはならん! エステルに嫌われたりでもしたら、俺は立ち直れない。 「難しい顔してますが、大丈夫ですか?」 「…大丈夫だ」 元はと言えば、リカルドよ。 リカルドが初夜を2回も言ったのが原因なんだがな。 「部屋で休むから、邪魔するなよ」 「エステリーゼ様を泣かしません様にね」 おい、なんでそうなる?! 俺が今からエステルを抱こうとでも勝手に妄想するな。 「誰がだ!」
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