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お城での生活が1週間が経ち、わたしも少しずつ慣れてきた。
今日はルイス王子がお城の騎兵達の訓練を執り行う事になっていてそれをわたしに見に来てと言っていた。
フローラに連れられ、お城の隣にある訓練場に行くとそこにはたくさんの騎兵の人達やルイス王子が居た。
「今日は月イチのソルフォート騎兵訓練だ。皆、訓練だからと言って気を緩めるな。気を緩めると敵の兵のいい標的になる!本当の戦いだと思って、取り掛かれ!」
「ハッ!!」
ルイス王子の指揮に騎兵たちの気合いみたいな物が高まる。
指揮をするルイス王子は、普段やデートの時とか違って凛々しく勇ましく見えて、わたしはそんな彼を見つめていた。
「指揮をする殿下もいいですねぇ。いつもと違う素敵な一面を見られますし〜」
「確かにいつもよりかっこいい…」
「その言葉、殿下に直接言ったらきっと大喜びしますよ!」
フローラは目をキラキラとさせながらそう言ってパンっと手を合わせる。
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