マクシム

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マクシム

マクシム・ボルシェヴィキ Максим   большевики Maksim Bolshevik F国人。バハード出身。 カリムの長男。 24歳。本編時は14歳。 スイス・チューリヒにある工科大学の院生。 【ざっくりひとことで言うと】 花のような笑顔で人を虜にするファムファタール男子。 【経歴】 スイス・バーゼルのボーディングスクール(寄宿舎)には9年生の3学期から編入。数学は飛び級するほど成績が良かった。土木エンジニアだった祥の影響で、エンジニアを目指していたが、工学研究の道に切り替えた。現在はチューリヒの工科大学に籍を置き博士課程で学んでいる。薄給だが給与をもらっている。スイスでの後見人は祥。 【スキルなど】 母語はF国語。ドイツ語・フランス語・英語は流暢。ロシア語は問題ないレベルだが、長く使っていないため忘れた表現も多く、ヴァーニャとの会話で時折詰まる。日本語は片言。 工学研究者なので理数系に強い。プログラミング言語は開発出来るレベル。 【性格】 素直で真面目。ハメを外さない「いい子」。 ファムファタール男子で、マグノリアの花がふわっと咲いたような愛らしい笑顔を振り撒いて周りを魅了する。ニコに対してのみ、扱いはぞんざいでツンデレになる。 【宗教と恋愛】 F国の大多数が入信している宗教の信者。押し付けられたわけでもなく日常の中に宗教があったので、自然とそうなった。戒律は他国と比べて非常に緩いものの、同性愛を禁じている。 14歳までこの世には男女の恋愛だけしか無いと思っていた、世間知らず。 スイスのボーディングスクールの授業で同性愛の存在を知る。同時に母国では同性愛者は逮捕されると知り、ショックを受ける。 ボーディングスクール時代、ルームパートナーだったニコとはひょんなことから気があって、つるむようになった。 次第にニコから好意を持たれるようになる。 10年もの間毎日のように求愛されているが「神様に怒られるから」と断り続けている。ニコのハグとキス(軽い挨拶程度のもの)だけは断りきれず許してしまっている。 ニコへの扱いはぞんざいだが、憎からずニコの事は想っている。ニコと人前でイチャイチャすることを嫌がるが、二人きりになるとデレて自ら擦り寄ったりぎゅっとハグするなどして甘えることも。 本人の人を虜にする笑顔が仇となり、男女問わず言い寄ってくる人間は少なくない。バーやパブ、居酒屋は鬼門(うっかり微笑むと襲われる) 【容姿】 父親似。カリムを若返らせて華奢にするとマクシムになる。テラコッタの肌に、潤んだようなダークブラウンの瞳と艶のあるストレートヘア。髭は生やさない。可愛らしい印象が強い。172cmくらい。 【付記】 名付け親はヴィクトルなので、ロシアっぽい名前になっている。
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