登場人物設定・ロマニフ家(その2)

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登場人物設定・ロマニフ家(その2)

時系列順(生まれた順)です。 本編並びに10年後編でも名前が無かった人たちです。 イリヤ・ペトローヴィチ・ロマニフ Илья Петрович Рома́нeв ダーチャの曽祖父。 ロマニフ朝、最期の皇帝(ラスト・エンペラー)の庶子。貴族の血を引くバレリーナと皇帝の間に生まれた子。べらぼうな美人。 1917年、10代でロシア革命に巻き込まれ、唯一生き延びたロマニフ朝の直系卑属。 マトヴェイとの燃えるような恋は生涯忘れることはなかった。 未登場。 エリザベータ・ヒョードロヴナ Елизавета Фёдоровна ダーチャの曽祖母。 元ロシア貴族。イリヤに忘れられない人(マトヴェイ)が居ると知りながらも、それごと愛した器の大きい人。バハードの最高級ホテルのコンシェルジュとして働き、ヴィクトルを育て、イリヤとの生活を支えた。 未登場。 ヴィクトル・イリイチ・ロマニフ ダーチャの祖父。詳細は前述通り。 エレナ・ボリーソヴナ Елена Борисовна ダーチャの祖母。 ソヴィエト共産党幹部の娘。 ダーチャが「バブーシュカ(おばあちゃん)」と呼んでいた人。優秀なタイピストでヴィクトルの元同僚。結婚直前にヴィクトルの出自を知り、悩んだ末に結婚。波瀾万丈過ぎるヴィクトルの運命と共に生きた。晩年は穏やかにダーチャの成長を見守る優しいおばあさんに。本編の後に持病が悪化し亡くなった。 ゲオルギー・ヴィクトロヴィチ・ロマニフ Георгий Ви́кторович Рома́нeв ダーチャの伯父。 アレクセイに嫉妬して「本家筋でない別荘育ちの子」という理由で「ダーチャ」と呼んだ張本人。根は素直で善良だが、我が強く狭量。 ロマニフ家乗っ取りを企む側近に騙されて、ロクでもない事業に投資させられていた。 (ポートフォリオにさえ目を通さず、身内贔屓の投資をするなど、当人の問題行動も多く事業家にはそもそも向いていない。ロマニフ家の事業株配当金だけで十分暮らしていけるので本人は全く懲りていない。) ヴェロニカ・アンドレーエヴナ Вероника Андреевна ダーチャの伯母。 あり方はゲオルギーと似たりよったり。 奢侈で華美。 ミハイル・ヴィクトロヴィチ・ロマニフ Михаи́л Ви́кторович Рома́нeв ダーチャの実父。 兄の不適格判定によって、繰り上がり当選を果たしたゲオルギーの実弟。思慮深く大人しいがもともと身体が弱く、ツァーリを拝命してからは、心労が祟って早逝してしまう。 祖父に似た美人。 ユリア・パーヴェロヴナ Юлия Павловна ダーチャの実母。 さるヨーロッパ王族の親戚。ミハイルを心から愛し、ダーチャを愛しんで育てた。ダーチャたらしめる天真爛漫な性格の土台を作った人。 ミハイルを追うように、流行病に倒れ翌年亡くなっている。 ソフィア・ゲオルギーエヴナ・ロマニフ София Георгиевна Рома́нeв ゲオルギー&ヴェロニカの娘で ダーチャの従姉妹で ヴァーニャの実母。 両親に全く似ず、自制心が強く聡明で凛とした人。自分の運命を諦観し、男子を出産することに全力を注ぐ(いつの時代だよ!)。 ヴァーニャをヴァニューシャと呼ぶ唯一の人。 ヴァーニャを心から愛しているが、ツァーリの伝統から我が子を手放すことに。 ロマニフ家の事業の統括本部長で、株主のひとり。父親が悩みの種。 アレクセイ・ミハイロヴィチ・ロマニフ (ダーチャ) もはや説明不要、スーパー箱入り王子。 ニコライ・ロマニフ Николай Рома́нeв ソフィアの夫で、イヴァンの実父。 ロマニフ姓を婚姻時に選択した。(入り婿では無い。)ロマニフ朝の歴史編纂が仕事で、膨大な資料に埋もれて暮らしている。 イヴァン・ニコラエヴィチ・ロマニフ ヴァーニャ。前述通り。
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