F国についての無駄に細かい設定

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F国についての無駄に細かい設定

自分用メモです。 長いので読まずに飛ばして頂いてOKです。 F国は架空の発展途上国。 この世に無いです。 以下嘘っぱち。 【概要】 人口およそ600万。 中央アジアに位置し、険しい山脈と荒地に囲まれながら、豊かな大河と湖沼が育む自然の恵みを受ける小国で「比較的」安定した治安を維持している。世界でも珍しい二重内陸国で、2つ国境を超えないと海に辿りつけない。 中世のモザイクアートの建造物群を擁する「青の都市」バハードが首都。 嘗ては古代シルクロードの数ある交易拠点の一つとして栄華を極めた。ブルータイルを敷き詰めた美しいモスクや霊廟、遺跡を数多く有し、当時の文化・風習が色濃く残っている。15世紀に建てられたブルーモスクはバハードを象徴するアイコン。 中心部は外資参入で大きく発展し、諸外国都市と殆ど変わらない生活が可能。辺境は地下資源が豊富なため、国際的な利権争いの渦中に置かれている。 【通信】 カシュガラ事件後、GPSシステムを国家で導入。その後廉価なスマートフォンが爆発的に普及した。 【気候】 春と秋は非常に過ごしやすいが、夏と冬は厳しい。チッラと呼ばれる7月〜8月下旬は酷暑で摂氏40度超えが続き、12月〜2月下旬はマイナス10度台の極寒になる。チッラでも朝晩は冷え込む寒暖差が大きい土地柄。湿度は通年で低め。年間降雨量は400ミリほど。 【治安】 自衛を重視しており、警察官・軍隊の人員も他国と比べ多く、有事で人員が足りないときは国民に召集も行う。セキュリティレベルも高く、外国人の抜き打ち持ち物調査もある。財布の中身もチェックされる。 バハード中心部・高級住宅地エリアは東京都心よりも警官・警備兵の数が多い。そのため、治安は発展途上国の割には非常に良い。よほどの事が無い限り命に関わる事態は起きない。 但し、中華街は自治の関係で警備は薄い。 発展途上国あるあるの、小銭のちょろまかしやぼったくり、賄賂は日常的にあり黙認状態なので、注意が必要。 【民族性・国民性】 ロシア系・アラブ系・中国系が入り混じっている。カリムのようなテラコッタ色の肌の人が多く、男性は髭を生やすパターンが多い。 国民は概ね素朴で非常に親切、大らか。家族や友人との人付き合いを大切にしており、古来より結婚と出産を重要視する。婚礼のパーティーや、出産パーティー(ベシクトゥイ)は1000人規模になることもザラ。友人の友人の友人の友人(ほぼ他人)が参加するカオスな空間と化す。 娯楽はあまりないがスポーツは盛ん。馬術やサッカー、テニスなどが人気。ナショナルサッカーチームもある。 芸術関係は、民族音楽や民族舞踊などが人気。 バハード劇場は、1940年代後半ソヴィエト連邦の支配のもと建てられたロシア式の劇場。シベリア抑留された日本人が派遣された。ソヴィエト時代はバレエやオペラも上演されていた。 テレビは報道・スポーツ中継・民族音楽や舞踊・歌番組や教育番組のみ。風紀警官の検閲がガッチガチに入ってきます。 日常的に親しい人たちで集まって会話や歌・踊りを楽しむ、という文化のため、テレビ視聴率は全体的に低め。 若者にはゲリラ的に放送されるネットラジオが大人気。英語だから意味なんてわからないだろうと踏んでF国の超人気覆面カリスマDJは欧米のセクシーな曲を夜中にこっそりかける。(そして後でばれて風紀担当の警官に猛烈に怒られるが、英語なんてわからないし知らなかったと言い張って同じことを繰り返している)。 バハードは古代シルクロードの交易地だったため、外国人や他民族に対しても寛容な土地柄。 但しカシュガラなど辺境は特殊で、宗教色が濃く、宗教への敬意がないと敵と見なす場合も。 セクシャリティーの価値観は保守。風俗店は宗教的慣習から存在しない。男女でもベタベタしていると風紀担当の警官に注意される。(モスクでのイチャイチャは不敬なので追い出される) 同性愛者に向けられる目線は厳しい。国際感覚があり、かつ寛容な人以外には理解されない。 BLカップルは公共の場で関係を絶対に悟られないように注意しないといけない。 本編後、同性愛行為は現行犯(性行為の現場を押さえられたときのみ)逮捕に法改正されている。 【言語と教育】 言語は、F国語とロシア語の他、英語も通じる……というのは観光向きの話。英語はホテルと有名観光地、観光ガイドくらいにしか通じない。圧倒的にロシア語圏。 小学校からロシア語は必修。12年生まで無償。11年生から進学クラスと職業技能訓練クラスに分かれる。大学進学率は10%。 大学はバハード国立大学のみ。 ソヴィエト連邦の辺境植民地だった時代を主に生きた人はロシア語しか話せない。(植民地教育でF国語を使う権利を奪われていた)ロシア語の読み書きが出来ないと生活は極端に不便になる。 【産業】 地下資源に恵まれており、鉱業が主な産業。 カシュガラなどの辺境は金・銀・銅・レアメタル・錫・硫黄など「掘れば何かが必ず出てくる」土地柄で、世界から「資源のラストフロンティア」と呼ばれている。資源獲得競争の渦中に置かれ、諍いも絶えない。なお盗掘は重罪。 古代シルクロードの時代から彫金などの伝統工芸が盛ん。バザールでは今でも多くの彫金師が腕を競い合っている。 観光業にあまり力を入れていないが、ブルーモスクやエキゾチックな文化に惹かれて、世界中から観光客が訪れるため、需給を満たす程度に発展している。 農業・畜産は全産業の25%を占める。ソヴィエト時代は綿花の重要な産地だったが、一大モノカルチャー(1種類だけを大規模で生産すること)を続けたため水源が大きく失われた。そのため生産調整が行われている。 現在では別の農産物の割合が高くなっている。ブドウ・いちじくなどフルーツの一大生産地でもある。ナッツも栽培している。但し灌漑などのインフラが脆弱で、NGOなどの国際援助に頼って居る。 従って水田が少なく米の生産量も少ない。国民食ピロフに欠かせない米は中国から輸入している。 辺境は主に遊牧民が暮らし、昔ながらの手法で牧畜を行なっている。 【通貨と外貨】 現地通貨はFプル。他、米ドル、ロシア・ルーブルが通用する。米ドルは外資系ホテルと外資系テナントなら通用する。ロシア・ルーブルは、歓迎はされないが使えないことはない。偽札が多く出回っていて、どの札も細かく調べられる。新札のロシア・ルーブルは本物であっても通用しない。折り目と皺をつけてから使うのが基本。 中国元は中華コミュニティ(中華街)でのみ通用するが、こちらもやはり偽札に注意が必要。 高額紙幣の釣銭が偽札だったというオチもある。釣り札にも注意が必要。 1Fプル=0.001円くらい。 日本から見れば物価はとんでもなく安い。 銀行での両替も出来るがパスポートとIDカードが必須。マイナンバーの照合もあり手間と時間がかかる。長期滞在の外国人駐在員などは、条件付きの特別銀行口座を開設できる。リタやダーチャはこの口座に必要額を振り込んで、現地生活をしていた。 両替商は外国人に対して闇レートを提示するので、正規レートのチェックは必須。高額紙幣の外貨は両替商では対応してもらえない。 現地通貨の海外持ち出しはNG。 【チップと寄付金】 アメリカのようなチップの習慣はないので、チップを払う義務はない。観光客が感謝の気持ちでチップを払うのは問題ないというか、歓迎される。金額によっては扱いが劇的に変わることも。 富裕層は宗教的な理由から貧困層への寄付が義務付けられている。外国人観光客のホテル代金などにも貧困層への寄付金が混ざっている。 寄付金は食料など配給物資に変えて分配される。配給物資の窃盗は、倫理的な観点から重罪と見做し終身刑が課され、転売も同様に重罪となる。シリアルナンバーで管理されてるので配給品がバザールなどで出回ったら直ぐにバレる。あまりに罪が重く割に合わないので誰も窃盗や転売をしない。 【電子決済】 高級店では対応してくれる。釣銭のちょろまかしができないため、バザールやタクシーではキャッシュオンリー。一般生活レベルでは殆ど普及していない。 【アクセス】 首都バハードから日本への直行便は無く、 アジア乗継で20時間かかる。 20時間かかるのは日本からの往路 成田(羽田)→バハードのみで バハード→成田(羽田)だと 15時間あれば到着する。 遠いのではなく、乗り継ぎが悪いだけ。 ダーチャのプライベートジェットだと、 8時間あれば余裕。 日本とバハードとの時差は約4時間。 【市内交通】 全国的に言えばインフラは未発達。バハード中心部はタクシーと乗り合いバン(マルシュルートカ)、車(白タク)のみ。マルシュルートカが市内を網羅しているので、慣れると快適。 鉄道は長距離路線しかない。 長距離バスもある。 以下注意事項 タクシー……合法ぼったくり 白タク……違法ぼったくり マルシュルートカ……料金固定。ルートは都度確認のこと。時刻表は始発車両以外、信用できない。 自家用車及びレンタカー……窃盗に注意。多少不便でも警官と出入庫管理人のいる有料の屋内管理駐車場に停めるべし。 【食】 肉料理・麺料理・米料理。 主にラム、その他はマトン、チキン、ビーフが流通している。ポークは中華街以外ニーズは無い。ヤスの日本料理店もすき焼きしゃぶしゃぶをメインにした途端に大ヒットするくらい、バハードっ子は肉が好き。 二重内陸国のため魚の流通量が少なく、あっても干物のみ。高い上慣れない味なので滅多に食べない。鮮魚とは無縁。 国民食ピロフに代表される米料理、麺料理、サモサなどの揚げ物、ヨーグルトサラダが定番。宗教色の強い家庭では、家長が上座につきお祈りが終わるまで家族はご飯を勝手に食べてはいけないルールがある。 またF国はナッツやフルーツの名産地で、ドライフルーツがお土産の定番。日本もF国産ドライフルーツを輸入している。ワインやビールなどのアルコールも多く出回っている。 辺境には遊牧民も多く酪農も盛ん。ヨーグルトやスメタナ(サワークリーム)、フルーツやナッツを使ったお菓子も人気。
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