辺境の王子 設定集「ぜんぶ載せ・つゆだく」【10年後Ver】

登場人物設定・チームF国

チームF国のメンバーは
カリム・ヤン・リタ・ダーチャ・祥（加入順）

チームF国はダーチャのモラトリアム期間のために設計された組織で、カリムとヤンが中心となって進めていた。が、国際NGOの幹部やF国高官などのお偉いさんたちから、あれこれ口出しされ、本来の目的から逸脱し「国際公共事業」の性質を持つようになる。二人は紆余曲折を経て、なんとかF国オフィスをオープンさせた。

そのあとでリタが所長として加入。リタは英国支部の強い推薦があってスイス本部経由でバハードに派遣された。リタはカリムの助力を得ながら、理想のチームを短期間で作りあげ関係者の度肝を抜く。

ダーチャ加入時は、一悶着あった。箱入り息子過ぎて世間知らずにも程があるダーチャを、リタが丁寧に育て直した。

（最初は子どものお使いひとつ満足に出来なかったのが、ひとりで買い物が出来るようになり、ひとりで外食が出来るようになり、ひとり暮らしが出来るようになり、車を運転できるようになって、祥をひとりで迎えに行けるようにまで大きく成長。
冒頭で祥にボロクソ言われてましたが、ダーチャもこの頃はすっごく頑張っていたのです。）

その後ヤンと互角に渡り合える優秀な土木エンジニアをスイス本部にリクエストする。「優秀で若い技師」がいつの間にか「フレッシュな掘削技師」にすり替わって居たのはニッポンのお大尽と建設会社土木事業部長による伝言ゲームの結果。

祥が加入する下りは本編冒頭の通り。

祥の加入によってチームF国は擬似家族のような関係に変わっていき、5人は生涯を通し、深い友情で結ばれる。