微かな灯り

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彼は私と同じくらいの年だが、私よりも博識で少々おしゃべりだった。 世間の私の評判、私と同じくらいの人は何をしているのか、とか そして彼は決まって、 「僕たちを救ってほしい。」 と言って何度も私に訪ね、旅に着いてきた。 私は、そんな話に興味なかった。 それから毎日のように私に話しかけては、『助けて欲しい』と言ってきた。 ここで私は一生分の会話をしたと思う。 私はあまりにしつこかったので、彼のたのみごとにのかっることにした。 いや、多分一人になりたかったから、追っ払いたかったのだと思う。 話に乗っかった私を包むように光に包まれて、そして気がつくと私は、知らない場所にいた。
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