消失

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消失

俺はハッと起き上がり身体中に嫌な感じがした気になってベットを見ると、とんでもなく汗をかいていた。 あれはなんだったのだろうか? これまで起こったことはなかったが、あれはアカリだった。 アカリの過去を俺は見てしまったのだろうか? 夢も丁度俺たちが出会った所らしき場面で終わった。 仮にそれが本当ならば、彼女はつらい旅路だった。 これが、本当のことだとは思いたくはない。 一応確認をしよう。 問い詰めていいものだろうか? それは嘘ならどれほどよいことだが、そうではないのなら、その時は彼女のそばにいてやらないといけない。 そう思い俺はアカリとミリナがいる部屋に向かった。 問題は、ちゃんと話ができるかどうかだな。 コンコン 「おい。起きてるか。もう朝だぞ。」 ドタドタ。 何か騒がしい。ミリナだろうか?アカリがこんなに騒ぐとは思えない。 「大変!大変!」 ガチャン 開けるなにミリナが飛び出してきた。 「どうしたんだ?何かあったのか?」 「そ、それが・・・アカリちゃんがいなくなってるの!」 「なにー!!このバカ!!」 俺は急いで彼女達がいた部屋にはいると、昨日までいた彼女のベットには、あたかもそこに元から誰もいなかったように、きれいに整頓されていた。
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