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やっとの思いで、ミリナに追い付くことができたときには、男の後をつけていなかった。
どうやら、謎の男は目の前にある小さな洞窟にに消えていったらしい。
ミリナもそこまでバカではないらしく、俺を待っていたようだ。
「ヒロ、あいつ、あんなところで何をしようとしてるのかな。」
「知るか。そんなことよりアカリを探しに村まで戻るぞ。ずいぶん村から離れてしまったからな。そろそろ帰ってきてたら・・・・」
「あれを見て、アカリちゃん!」
そんなバカな!ミリナあの男をつけたいがためにつく嘘にしては無理がある。
振り替えると、本当にアカリの姿が本当にあった。
あり得ない。なんでこんなところにいるんだよ。
「これであそこに行く理由ができたね。」
ミリナが勝ち誇った顔で俺の方を見つめた。
俺が悪いのか?
「わかったよ。行けばいいんだろ、行けば。」
こうして俺たちは、謎の男とアカリのあとを追うため、洞窟の中へ足を踏み入れた。
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