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あたしは巫女、つまり名は霊夢。
秋の日差しに眠い目をひらきました。
「ああ、退屈ねえ」
あたしは神社の境内に散らばった銀杏や楓の落ち葉を箒で掃き集めながらつぶやきました。
「それなら、弾幕ごっこでもするか」
カラカラと笑いながら魔法使い、魔理沙がいいました。
「悪くないわね。
じゃあ、中庭で四色囲碁でもしましょうか」
四色囲碁は赤、青、緑、黄の四つの色の囲碁石をつかう遊びなんだ。
幻想郷の独自の発想にもとづく遊びとされているの。
「楽しみだな」「そうね。そうそう、道具を借りるために紅魔館に陳情したのよ」
「それは御足労さまだな」
大変だったのよ。わかる?
魔理沙?
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