19人が本棚に入れています
本棚に追加
先生からの呼び出しを終えて教室に戻ってみたら…… 衛のヤツ、やっぱり帰ったか!
仕方がないので残りのみんなで役割を決める。
骨組みになる竹材を手に入れてドームを組み立てる係。
新聞紙や黒い模造紙を張子の要領で貼って行き、スクリーンを作る係。
光源と球体を入手して、投影機を作る係。
神話の解説用に原稿を作る係、そしてそれを録音する係……
決めたはいいけど、みんなちゃんと動いてくれるのかしら。
と、心配していたのだけど。
竹材は竹林がある家から無償でもらえることになった。切り出した竹の加工や運搬もしてくれるみたい。
新聞紙や黒い模造紙は学校にあるものを使っていい許可が出た。
球体はホームセンターにちょうどいいものがあったので購入。
中心に電球をセットできて、角度の調整と回転ができるように加工することにする。
解説用の原稿は図書館の蔵書やネットで調べて作成。あとは録音するだけ。
と、思ったより順調に進む。クラスのみんなも、それなりに楽しんでくれているみたい。
ドームの組み立てとスクリーンの作成は、場所を取るので直前にならないとできない。
あとは…… 球体に星の穴を開けて行く作業のみ。
最初のコメントを投稿しよう!