産まれた!

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産まれた!

つわりを乗り越えると後は至って順調。 7ヶ月くらいから逆子が治らず。 逆子治し体操を教えられ自宅で実践するも逆子は全く治らなかった。 臨月直近の検診でも逆子は治らず、予定帝王切開となった。 1月25日。 16キロも太ったせいか、腰椎麻酔を打つのにドクターに「どこに背骨があるかわからないな」と笑われてしまった。すみません。 腰から下の麻酔だから意識はあるものの、とにかく眠かった。枕元に麻酔科の先生がいて常に話しかけてくれたから眠らずに済んだ。 「頭が出るよ」 逐一説明してくれた。 「あ、男の子だね」 男か。実は女の子が欲しかった。 この病院は今時珍しい性別を教えてくれない病院だった。だから出産まで性別を知らなかったのだ。 男なら夫が女なら私が名前を決めることになっていた。 すでに夫が用意していた「タケト」になった。
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