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メディウムを読んでみた
「このミステリーがすごい!」2020年国内編第1位。
「本格ミステリ・ベスト10」2020年版国内ランキング第1位
「2019年ベストブック」2019ベストミステリー。
「SRの会ミステリーベスト10」第1位 ミステリランキング5冠。
ちなみに2020年本屋大賞6位です。
5冠なのに6位というのが、この小説を表しているような気がします。
相沢沙呼の名前に騙されそうですが男性作家さんです。
『小説の神様』を書いた方です。←これは好きでした。
帯に書かれているのは。『全てが、伏線』
プロ・エピローグに挟まれた全四話のうち三話までは、主人公の霊媒師・城塚翡翠の霊視をヒントに、もう一人の主人公である推理作家・香月史郎が論理的に証明する事で事件を解決するというものです。
ラノベ調です。僕はミステリー読みでもないので深い洞察力はありませんが、そっち系が大好きな読者なら難なく読み解いたのではないかと思うぐらい浅い小説に感じました。なんか、すべてが中途半端でした。
最後に交わされる謎解きも全然面白くなかったです。キャラにも魅力を感じませんでした。『全てが、伏線』の謳い文句に誘われ、来るぞ来るぞ! と最後までがんばって読んだ感じです。
違う視点から評してみます。
●同じ言葉の繰り返しがすごく気になった。←初歩です。
※メモしてないので例を挙げられないのが残念ですが、何気なく三回使っています。いまニュースを見たのでそれらしく書いてみます。
「プーチン大統領は“孤立”しているという見方がある一方、プーチン大統領が始めた戦争で、プーチン大統領の支持率が80%を超えたという情報もある」
プーチンだらけ……
●動詞や形容詞が相応しくないから違和感がある。
※仕草や表情と、直後に発する台詞にギャップを感じることがすごく多かった。読みながらカックンカックンしました。
●地の文の心情もあまりうまく表現できていなかったように感じました。エブリで書いておられる方の方がよほど上手です。
●人称がときどきブレる。
〈翡翠の唇から吐息が漏れると、彼女は身じろぎをして、彼の肩に頭を載せた〉p325
※“翡翠”というのは美しい霊媒師です。ふたりしかいない場面なので、彼女というのもどう考えても翡翠です。“彼”は推理作家でもう一人の主人公の香月です。もう一度読んでみてください。違和感ないですか?
恐れながら僕が修正してみます。
〈抑えた吐息とともに身じろいだ翡翠は、伏し目がちの瞬きのあと、香月の肩に頭をのせた〉
●『小説の神様』もそうでしたが「双眸」を多用する癖がありますねː̗̀(☉.☉)ː̖́
僕の独断と偏見。ミステリーとして60点。文章は30点。おすすめはできませんね(;´Д`)
さ、さ、みんなで一緒に腕を磨きましょ(๑˃̵ᴗ˂̵)و
眠いのでここまで……(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)◞ƶƶzZz
─To Be Continued─
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