子煩悩の功罪

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まだ子どもの頃、心配症の母は僕をあまり外に出さなかった たしかに僕は小柄だったけれど、運動は得意だったのに だから、いつもひとりで本を読んでいた しかたなく ・・・ あの子は未熟児で生まれたせいか、華奢(きゃしゃ)でひ弱でした 私は、たまには外で陽に当たってらっしゃい、と申しました でも息子は、部屋にこもって本ばかり読んでいる、そういう子でした
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