子煩悩の功罪

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その挙句、末期には「お教室」まで登場する 「〇〇先生のような小説を書こう」「小説家になる方法」なんてハウツー本やウェブサイトが氾濫する ご丁寧に、盗作の仕方を指導してくれるわけだ そこではミリオンセラーを教材に、どこが斬新で面白いかを分析し、公開する みんながそれを真似て書いたら、もう斬新さも何もないだろう? だが、とにかく何々風の小説は書けるようになる・・・誰にでも かくして、芸術は停滞し腐敗する そして堆積した泥の中で、次の天才の誕生をじっと待ち続けるのだ
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