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ゲームの面白さ
世の中には溢れんばかりの「ゲーム」が存在します。今は皆さんオンラインでゲームをする時代ですよね。インターネットに繋げた状態でゲームをするのだと思います。
私は長年、機械のゲームというものはほとんどしない人生でした。私にとって幼い頃から親しんだゲームとは、一に百人一首、二に花札、三に子ども用麻雀「ドンジャラ」でした。中学生頃から「ゲームセンター(ゲーセン)」ができ始め、小銭を持ってそこへ集まる生徒たちもいたようですが、私はそういうところへ行く友達が存在しなかったので、今に至るまで行ったことはありません。
大人になって世の中に「プレイステーション」などのテレビゲーム機が普及しても、まったくもって興味がありませんでした。私はあの黄色いピカチュウが大好きなのですが、ピカチュウがかわいいから好きなだけで、「ポケットモンスター」というゲームの内容は今でも全然知りません。
日常的にスマホを操作するのが当然になった時期から、さすがの私もゲームアプリを二つ入れました。単なる暇つぶしです。体調が許すときだけ起動させ、楽しむのです。
まずは「ポケモンGO」。そして「どうぶつの森ポケットキャンプ」の二つでした。前者はピカチュウを探してお散歩をするために、後者はなんとなくかわいいから。いずれも数年にわたりそれなりですが楽しんで、いつの間にか飽きて削除してしまいました。
他にも一時的に他のゲームを入れてみたことがありますが、どれもすぐにつまらなくなります。唯一これは面白いと思ったのが「ナンプレ」のアプリ。しかしスマホでやる必要性はないので、書店へ行って「数独」の本を買って鉛筆を持って楽しんだものです。「数独」は奥が深く面白いゲームです。
いろいろやっていたら、ある人から「とびだせどうぶつの森」を勧められました。DSとかいう小さな機械を買いました。これがなんとも言えず、誠に面白かった。「どうぶつの森」シリーズのひとつですが、現在では「任天堂Switch」の「あつまれどうぶつの森」が大流行していますね。それの少し前のモデルだと思います。
様々などうぶつが住む森で自分の村を作り、果物をとったり虫を捕まえたり、カブ(野菜の)を売買することで損益が生じたりと、非常に興味深いものでした。南の島へ渡って珍しいカブトムシを捕まえるとかなりのお金になるので、深夜に中途覚醒したときにそのままゲームを起動させたりして、十分な廃人になっていました。攻略本も購入し、コツコツと村を大きくしていきました。
が、やはり飽きます。いつの頃からか父の介護も大変になり、ゲームどころではなくなり、そのまま忘れ去られました。かなりやり込んだので、満足してしまった部分もありました。
結果的に他の事情もあって、その「とびだせどうぶつの森」のDSは手放すことになってしまいました。
そして私は今、「どうぶつの森ポケットキャンプ」をスマホに再ダウンロードして、はじめからやり直しています。ネットの中には攻略サイトが山ほどあるようですが、一切見ません。見てしまったらつまらなくなるからです。手探りでやるからこそ、ゲームは面白い。幸いわからなくて苦心するタイプのゲームではありませんから、のんびりした気分でかわいいどうぶつを眺めながら楽しんでいます。
ゲームというのは面白く興味深いものです。ですが、やり過ぎると疲れて面白くなくなります。子どもの頃に家族で何時間もやった花札も、疲れてきたら意味がないなと感じていました。ゲームは元気なうちに切り上げるのが吉です。
そしてゲームというものは、創作する人間にしてみればかなり参考になるものでもあります。ひとつの世界を構築しなければゲームは完成しませんから、多くのゲームをやったり作ったりしている人は、創作者としても優れているのだろうと思ったりもするのです。ひたすらに尊敬します。
とはいえ私にとってゲームはただの余暇ですので、せいぜい疲れない程度にとどめて、制限時間を自分で守ってプレイすることのほうが大切であったりします。
やり過ぎないように気をつけることは、存外にも困難なことだったりするのですけれどね。
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