〜愛は突然に〜

それは卒業式が終わって突然に始まりました。

僕たちは卒業式を終えて教室に戻っていました。
誰かれ無しに教室の黒板に色々と想い出や先生への感謝の言葉等等をほとんどの生徒が書いています。
一人の生徒が教室の黒板の前に出て来ました。
野球部のキャプテンだった澤田です。
澤田は背が高く日焼けした顔はスポーツマンと呼ぶに相応しいのです。
澤田は黒板に大きく「三年間ありがとう！」と書いて・・そして振り向き大きな声で言ったのです。

『マネージャーありがとう、ほんとにありがとう俺を支えてくれてありがとう！』

続けて澤田がマネージャーを呼び寄せました。
マネージャーの山中は少しビックリしています。
澤田が両手を広げてマネージャーに柔かに微笑んで居ました。

僕たちはその状況に歓声を挙げて居ます。

「オオ！」 「ウォ〜オオ！」 「ウワァ〜イ！」

山中マネージャーはオズオズと教壇に向かって・・澤田の腕の中に！！

またしても・・僕たちからの大歓声！

澤田は小柄な山中マネージャーを強く抱きしめて居ました。
小柄で華奢な山中マネージャーの背中が折れるんじゃ無いかと思うほど強く抱きしめて居ます。

そして・・澤田は！

山中マネージャーの顎に手を添えて・・唇を重ねました。

ここまでで・・僕たちの歓声は消えて、二人を黙って見てます。

☆ここまで読んで居る貴方や貴女は頭の中のＢＧＭを！

　　♪『GReeeeN・キセキ』を奏でてください♪

澤田は山中マネージャーを抱きしめて！
『卒業しても山中は俺の一生のマネージャーだよ！』

僕たちは！　　　僕たちは！　　　呆気に取られておりました。

　　僕の高校は・・・・『男子校』っす😅

　　　　今もお二人は幸せでしょうか？

　　　ーあ〜ま〜く〜・・無く・・おしまいー