1/8
前へ
/56ページ
次へ

「……………」 どれくらい 時間が経ったのだろう 僕は真っ暗闇の中に立っていた ……えっ? ここは 何処なんだ 僕は 何故ここに? そう思っていると 前方の 闇の中に 何かが居た 不思議な事に そのシルエットは 暗闇の中 でも 鮮明に見えた。 「なんだ…アレは……」 そう思い 目を凝らした その時だった。 シルエットが 突然 片手を挙げ こちらに 走り出したのだ。 最初は 50メートル程 先に居た ソイツ が立てる足音は 【グチャっ グチャっ】と 濡れたような 不快な音だった。
/56ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加