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読んでも読まなくてもいいこれまでのあらすじ
第2幕に必要そうな項目をまとめてみました。
長いから読まなくてもいいと思います('ω')
◆ 舞台設定
十九年前、突如全世界で未知の電磁波災害(通称〈天の火〉)が発生。
電気系統が破壊されたことにより、火災、交通事故、飛行機の墜落、医療機器や研究機器の破損等、甚大な被害をもたらした。
国際連盟が専門の研究機関を創設したものの、残念ながら、未だにその原因は解明されていない。
※ なお、現在では災害の規模も縮小し、また人類は電気の使用を控える生活に逆戻りすることで、被害を最小限に抑えることに成功している。
◆ 茨野商会
戦災孤児を集めて立ち上げた、非合法の総合人材サービス会社。殺し以外ならなんでも請け負う便利屋。社長の名前はサイモン・ノヴェル。本作主人公のエアロンは副主任という中間管理職であり、事務仕事をすべて押し付けられて見事な社畜っぷりを発揮している。一応椿姫主任という女上司がいるが、彼女は基本仕事をエアロンに丸投げして出張に出ている。
◆ メルジューヌ・リジュニャン
第1話で登場した謎の美少女。エアロンのことを知っている口振りだが、二人は初対面であり、かつエアロンに心当たりはない。メルジューヌは「エアロンに殺してもらうこと」を熱望し、彼を巻き添えにして吊橋から身を投げた――はずなのだが、そのほぼ同時刻にグウィード(主人公の相棒)が車に乗っているメルジューヌを目撃している。
◆ ヴァチカン教会
第3話登場。ローマにあるサン・ピエトロ大聖堂を総本山とする宗教。世界大戦時に一度信徒数が激減したが、神官セメイルという聖人の人気のおかげで盛り返しつつある。欧州では広く信仰されている。
◆神官セメイルと〈浄化〉の奇跡
第3話登場。上述のヴァチカン教会が売り出しているアイドル聖人。アルビノ体質の美青年。彼は〈浄化〉と呼ばれる「悪しき心を取り除き悪人を善人に変える奇跡」を行うとされているが、実際は身に着けたグローブ状の兵器によって触れた対象の脳を破壊する兵器。第3話にて、エアロンたちはその秘密を知ってしまったが、うまいこと逃げおおせた。
◆〈アヒブドゥニア〉号とその船長
第2話登場。茨野商会の一部門であり、海運行業を営む商船。数が必要な時の荒事も引き受ける。彼らを率いる船長はここ10年ほど以前の記憶を失くしている。必要な場合のみ偽名を使うものの、普段は名前を持たないため、周囲の人間はただ彼を役職で呼ぶ。孤児の少女ルチアを娘のように面倒みている(番外編)。
ーーー
第4話からは3話で登場したヴァチカン教会の不穏な動きが表面化。エアロンたちは理不尽にも巨大な陰謀に巻き込まれることになります。
では、どうぞ本編をお楽しみください(/・ω・)/
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