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「わあ、私服姿のまなみんさんも可愛いです!」
「なんで?!」
ゴロゴロしようと思いながら外出たら綾芽ちゃんが。
出待ちとか、ここ数年地下アイドルやってて初めてよ?!
ずっと待ってたのかな。それにしては元気に笑ってるけど。体力ありあまる小学生すげー。
「あ、あんたこんな遅くに出歩いてていいわけ?! 親とかに怒られないの?!」
「まなみんさん?!」
しまった、素が出た。今日せっかくこんな可愛いファンができたっていうのに。
初日でがっかりされてファンやめられるのは……嫌だな。
『まなみん推しやめるわ』
『絶対俺らファンのこと、見下してるよな』
『年齢的にアイドルきつくね?』
……。
「えっと、塾で自習してたといえば大丈夫です! そんなことよりまなみんさんの素顔まで拝見できて、私幸せです……」
でもきみは、それどころか……笑っていてくれるんだ。
「ど、どこからつっこんだらいいのか……とにかく、今日は送ってくからもうこんな遅くまで出歩くのやめなさいよ」
「ま、まなみんさんが家まで来て下さると?! 嘘……夢みたい……」
「よ、よかったね」
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