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おまけ
「あんた達はやりすぎじゃないのか?」
コスプレ衣装をわざわざ着用して会場に乗り込む二人を冷めた目で海叶はみている。
「何がですか?王の部下からの報告では三人はとんでもない服装ですよ!」
「そうだ!足を出すなんて・・部屋着でも足は出ていないのに。」
鷹崎と王はよく似ているんだよね~こういう価値観。
二人が彼女達の邪魔をするのは今回だけではない。
相川がよく嘆いているが・・たかがゲームでも男が絡むと本気で潰しにかかる。
美鈴ちゃんは気がつかないだろうからいいとして・・
王と明の戦いはいたちごっこだと海叶は思っている。
「この間は急いで帰って久しぶりだったのに、新刊が出たとかで邪魔するなと言われたんだ・・・。」
王は立場上かなり忙しいのは知ってるが・・確かに帰ってそれはいただけないとは思うが。
「印刷所を買収はしませんよ。」
鷹崎は王が考えそうなことを先に言うからやはり似た者同士だと思うが。
「この間もゲーム会社を買った時に明さんにバレて家出されたでしょう?」
君たちやることどうなの?大丈夫なの?
「素直に構って欲しいって言ったらいいじゃないか。俺はそうしてる。」
二人して振り返るの早くないか?普通だろう?
「言えばいいのか・・。」
いわないんかーい!!
「僕は言いたいですね~。」
鷹崎君あんたは言うだろうね・・何でも言うよね。
同じ溺愛でも一人は照れて何も言えない・・一人は砂糖菓子のような言葉を平気で言う。
明はキツい事いうが結局甘いけど・・美鈴は俺が思うに明よりキツいかもって思うんだけどな~
鷹崎の場合は虐められても喜びそうで怖いと思う海叶だった。
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