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「そろそろ医者がくる、鷹崎落ち着いたなら加奈子ちゃんに変わった方が
いい。」
相川は控室にはいると、鷹崎に声をかけた。
「わかってる。」
膝の上で抱きかかえるように美鈴を抱いていた鷹崎はそっとソファーに彼女を横たわらせ自分のスーツのジャケットをかけた。
加奈子は姉に駆け寄り寄り添うようにソファーの横に跪いた。
既に穏やかに呼吸をしていて顔色も少し悪いが問題はなさそうだと思う。
加奈子は手を姉の額に触れて熱がないかを確認した。
発作後に熱が出ることもあるのを知っている加奈子は熱がないことを確認すると安心した。
医者を案内して千秋が控室に入ってきたのと同時に鷹崎と相川は控室を静かに
でた。
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