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和やかな空気の中誰も飲みつぶれることもなく連絡交換だけして時間になり
解散になった。明日も仕事だし二次会はなく、また集まろうという会話で終わった。
「姉さん合コンって初体験??」
そう聞くと美鈴は考えてみればそうだと答えた。
「あのね姉さん、合コンって気を付けないとヤバい奴もいるからさ行くなら私やあのメンバーの誰かと行かないとダメだよ。」
真面目に加奈子は助言してきてくれた。
「そうなんだね、でも楽しかった~。」
嬉しそうに笑う美鈴の表情をみて加奈子は苦笑いをするしかなかった。
店を出てスマホを確認するとメッセージが何件もきていた。
大丈夫だと短い文章を送信しておいたが、それぞれに本当にというレスがはやかったことを考えると少し笑えた。
スマホの前で座っていたのかもと想像する加奈子はこの後大変だった。
大輔や千秋に状況報告や説明をさせられ、グッタリした。
日が変わるころに、マンションの部屋に明かりがあることを確認しにきたヘタレがいたのは言うまでもない。
「もういいだろう帰るよ。」
相川はヘタレ専務と千秋に命名された親友に呆れていた。
加奈子から連絡もきているのにマンション前まできて確認するなんて・・
部屋の明かりをみて少し落ち着いた鷹崎を車に乗せて帰宅するのだった。
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