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繁華街についた頃車の脇を佐伯姉妹と女一人と井川が四人で歩いて通った。
少しして加奈子からメッセージが届いて
「大丈夫です。問題はないです。」
と短い文とも言えないメッセージが届いた。
井川と加奈子が話をしながら歩きその後ろを美鈴と女が歩いていた。
「合コンだったのか?あれ友達との普通の飲み会ってとこじゃないかな?」
相川は四人を見て心配はないと言うが鷹崎は
「マンションの方向へ」
心配ない!って言いながらも鷹崎の言う通りに美鈴のマンションの近くの
角で車を止めてたのは、取引先からの連絡や仕事が間に入ったため日付が変わるころにマンション前についた。
部屋には微かな明かりがついていたのを見て無事帰宅したことを悟った。
顔色も悪くなかった、何より笑いながら歩いていた。
自分に向けられたものではないが、相手は女性だったし、作り笑いでなく自然な笑顔だった。
「姉の撮影で井川君が環境が悪くなるのを心配してセッティングした飲み会でした。」
そう加奈子からもメッセージが届いた。
「加奈子ちゃんはなんで?」
相川が聞くままに鷹崎は答えた
「井川が美鈴の環境を心配して同僚達を紹介したらしい。」
「井川はさ、美鈴ちゃん想いだからね。好きだとかそういう感じでなくてさ。井川は美鈴ちゃんが病を抱えてるこに気が付いて配慮していたような奴でさ悪い奴じゃないから。」
聞くと、井川は初対面の時に小刻みに震える美鈴の手みて何らかの病があると気が付いてから距離を保って無理に近づかず、話をして美鈴の信頼を得たという。
「美鈴ちゃん今回の撮影で注目されたから、恐怖症をしらない男達が声をかけたり本当に合コンに誘ったりするのをさっしたんじゃないかな?その防波堤というか知ってる人間を紹介することで虫よけをしたと俺は思うよ。他に参加していた男もうちの社員だけど美鈴ちゃんと同じ大学なんだよ。」
納得しがたいが・・確かに懸念する問題だとも思う鷹崎は黙っていた。
「だからさ、美鈴ちゃんは大丈夫だけど鷹崎あの女は要注意だぞ。」
相川がいうあの女が誰なのかは言うまでもない。
面倒だと思いながら鷹崎は窓の外をみて起こりうる事にを考えることにした。
万が一のことがあってはならない。
唯一彼が怖いのは美鈴が巻き込まれることだった。
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