デートは波乱

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加奈子は大輔と一緒にホテル側に向かった。 「マジで鷹崎さんそういったのか?」 大輔は鷹崎からの秘密の指令を加奈子から聞いていた。 「うん。どうやらさ~ホテル側にこの人物がきたら連絡ほしいって。」 そういってスマホの写真を大輔に見せた。 ソフィアと男が一緒に写ってる写真でこれが?と大輔は聞いた。 「なんかね内容は詳しく聞かなかったけどこの男は姉さんの発作の原因の人」 だから何かあると思うと加奈子は言った。 「あれじゃないか?」 大輔が顎をクイッとして示した先には長い手足で露出度が高いスーツを着て サングラスをかけたソフィアらしき女と例の男性モデルと座っていた。 「あの後ろに座ろう。」 「おい連絡が先だろう~。」 大輔がしてと相川のアドレスを大輔に送信して専務のは知ってるよねと言われ て知ってると答えると加奈子は平然を装って空いていた後ろの席に座った。 「大輔~何飲む?ケーキもあるよ。」 ここのパンケーキってSNSで有名みたいだとか普通の恋人同士の会話を心が けてスマホを録音に切り替えた。 大輔は加奈子の変わりに鷹崎と相川に連絡して経緯を雑に伝えた。 監視を頼みますと鷹崎から短いメッセージがきて二人は監視を続けた。 二人が話す内容は自己顕示欲が強く独りよがりというべき内容だった。 馬鹿じゃないのと加奈子は思うが話すことは出来ない。 器用に普通の会話をしながら大輔は状況を簡単に鷹崎に送った。 「男が美鈴さんを確保している間に女が鷹崎さんに接触してそこを美鈴さんが 目撃するような感じですね~。」 レスはないが既読はついていたから内容は伝わっていると判断した。
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