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私は許せなかった!
彼女は馬鹿だが、姉を巻き込もうとしているこの男のクズっぷりに腹がたった。ここで殴り倒したい気持ちを押し殺して、胸倉を掴んで女と世の中をなめてんのかと言ってやった。
許せないこんな奴。大輔はやたら冷静にやりすぎるなって言うけど・・
鷹崎専務に連絡して欲しいといったから大輔は連絡してくれるはずで、こういう時相川社長は、使えないかもって勝手に思うのは先入観からかもしれない。
「そこの馬鹿女!あんたさ・・マジで馬鹿なの?」
女は泣きそうな顔をして怯えているようだった。
「あのさ~少し綺麗かもしれないけど、あんた馬鹿だわ。こんな男に騙されてさどうせ可愛いとか美辞麗句で騙されたんでしょ?」
加奈子は女を一瞥すると馬鹿と連呼していた。
「私が悪いわけじゃないわ。その男が悪いんじゃないそれに貴女が怒ることないでしょ?無関係じゃないの!!」
「無関係じゃないよ。美鈴は私の大事な姉よ貴女達なんかに傷なんてつけさせない!」
姉妹には見えない。彼女は170以上の長身なのにこの子は160あるかないかでしかも様子も違う・・クールなイメージの美鈴と可愛く可憐な加奈子は姉妹には見えなかった。
「噓でしょ?似てないわ!」
「だからなんだって言うのよ!正真正銘の姉妹だよね~大輔」
おい俺に振るなよ。似てないそれは加奈子には禁句だ、大好きな姉と姉妹じゃないみたいも禁句だ、この女面倒な地雷ふんだな・・。
「ああ姉妹だよ。俺は幼い頃から知ってるからね。」
加奈子そこどや顔するところじゃないぞ。そんなことを考えていたら男が暴れだしそうなったらいくら加奈子でも男の力業にはかなわなくて俺はヤバいと思ったと瞬間に体が動いていた。男の手を取ってねじ上げ押さえつけることで
動きを封じてやった。
「加奈子大丈夫かよ?」
加奈子の頬は赤くなっていたが加奈子は気にもせず余裕だと言った。
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