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「山本です森川君少しお願いがあるの。佐伯さんの様子みてくれるかしら?」
千秋は森川にメッセージを送った。
「山本さんなんかあったんですか?井川に聞いたほうがいいですよ。」
それはそうだがそう出来ないから、君に連絡してるんでしょうが!
千秋はイライラしながらメッセージを送っていたら受付に様子を聞きに
行っていた上田奈々が帰ってきた。
「なんか昔からのお知り合いみたいでしたよ。佐伯さんは「就業中に会う関係の人ではないですからお断りしてください。」って言ったみたいなんですよね。」
受付の女の子達はみんなハイテンションで大変だったと奈々は疲れた顔をした。
ピコーンっと森川からのメッセージが帰ってきた。
「少し顔色が悪いみたいですね~訳アリではないかな?」
千秋はすぐに状況を加奈子にメッセージをいれてから、専務に報告すべきかと悩んだが、相川に委ねることにした。
そして千秋はフッと考えついて、花に連絡することにした!
花は意外に落ち着いていて、千秋は拍子抜けしたが、訳アリでも会いたい人ではなく美鈴にとっては会いたくない人なのではないかと花は言った。
冷静になればそれもそうだと思ったが、そこに新たな疑問がでてきた。
何故会いたくないのかどういう関係だったのか。
千秋が悶々と考えていると、専務室からの呼び出しがあった。
専務も気になってるんだと思ってどうするべきかを相談すべく千秋は専務室に向かった。
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