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専務室に入り田崎の訪問を相川から聞いているはずの鷹崎は慌てているかと思ったが以外と平然としていた。
「専務お聞きになったと思いますが?」
千秋は平然としていいる鷹崎に少々どころかかなり不満だった。
これほど周囲の人間が必死になっているのに当の本人は平気な顔をして別件の仕事の件での呼び出しだったのだ。
「彼女の件ですか?俳優の田崎でしたか・・
確かに彼女とは昔の知り合いですよ。しか
し、田崎がどう考えているのかは知りません
が、彼女は田崎には会いたくないでしょう
ね。」
だから、心配はいりませんと言い切った。
「専務は彼女と彼の関係をご存じなんですか?」
「知っていますよ。資料の用意お願いしますね。」
本当に資料の用意だけを依頼する為に呼んだようだった。
田崎 祐樹は人気のあるダンサー兼俳優でかなりのイケメンなのに付き合いたい男性ランキングの上位にはいるような田崎なのに・。
美鈴と田崎の関係に千秋は興味を持った。
しかし一番驚くのは鷹崎が美鈴の昔の交友関係まである程度把握している点だ。
加奈子が帰社したら絶対に聞き出さなければと千秋は思った。
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