バーベキューは恋模様

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バーベキューは恋模様

 難しい顔をして社長室に入ってきた鷹崎に相川はお姫様救出作戦が成功したのになんていう顔をしてるんだと言った。 「九条美月が気になります。」 聞いた相川は思わず椅子から立ち上がって、ドンっと机に両手をついて鷹崎を見て言った。 「お前浮気か浮気なのか?付き合う前から浮気か?」 それを聞いた鷹崎は呆れた顔で何を馬鹿なことを言ってるのですか?そういう意味ではありませんよっと否定した。 「昔から美鈴を田崎を使って追い落として追い詰め、今回もまた美鈴がモデルをしていると勘違いした九条は・・いや僕との関係を疑った彼女は田崎を使って美鈴を誘惑し確実に僕から美鈴を引き離したかったみたいですね。」 「あの女まだお前を諦めてないのかよ!スゲーな。」 相川は物知り顔でそう言うと、千秋はその九条 美月と鷹崎の関係が気になった。 「元カレ?元カノ?」 そうつい口に出してしまうほど・・ 鷹崎は本当に嫌な顔をして違いますよと強く否定した。  「あり得ません!卑怯な手で自分の想い通りにならないと癇癪を起すような女性に僕は興味はないですよ、今も昔も美鈴に対抗心を 持っているようですから、自分に靡かなかった僕が美鈴と何らかの良好な関係があるのが気に入らないのでしょう。」 相川は撮影時の画像が原因かと鷹崎に聞くとそれしかないで しょうと答えた。 「で!なんでお前はそんなに不機嫌なんだよ。どうにでもなるだろう?」 鷹崎は意外な言葉・・いや鷹崎らしい事を言った。 「美鈴をマンションまで送れずだったのですよ?」
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